バッティングを教わる側の心得・教わる技術【無駄な練習をなくす】

野球コラム

ベーラン
ベーラン

バッティングを教わってから打てなくなったり、調子を崩した経験ってありませんか?

僕はあります。
今になって感じること、あの時の自分に話してあげたいことを記事にしました。
この考えは野球を通して分かったことではありません。
大人になって仕事や社会経験から、学んだことです。
バッティングを事例に話しますが野球以外の事でも応用できる「教わる側の心得」や「教わる技術」にもなっていると思います。

1. 中学生ではじめて技術的な指導を受ける

小学生の時は地域の軟式少年野球チームに入っていて、自由にバッティングをさせてもらい3番バッターを任されていました。
バッティングには自信があったほうです。

中学校に入学するとはじめてバッティングの技術的なことを教えてもらいました。
しかそれ以降、教わったこと意識して練習すればするほど打てなくなってしまいました。
中学校でレベルが上がったと考えることもできますが、小学校の時と比べてスピード感についていけないと感じたことはありませんでした。
「捉えた!」と感じた打球に勢いがないんです、ポップフライになったりもします。
ボールを切るような擦るような打球しか打てなくなってしまいました。

その時に教えてもらった内容は、

教えられた内容
1. 上から叩け

2. ヘッドが遠回りしてドアスイングになっている

中学生さらには高校生の時の自分には、教わった内容を自分なりに考えるという思考がありませんでした。
言われたことをただ一生懸命にやればうまくなれると信じていました。
よく言えば「素直」です。
でもそれは「考える」ことを放棄していたように思います。

2. 教える側になって考えてみると

教える側の立場になって考えてみるとこんな意図が隠されていたのではないでしょうか。

教える側の意図
1. アッパースイングだったので「上から叩く」イメージを意識させて矯正したい

2. その意図までは伝えなかった

意図など考えもせず言われたことしかできない僕は「バカ素直」に実際に打つ時でさえ上から下に叩くものだと繰り返しました。

例えば世界のホームラン王「王貞治選手」。
練習の時は極端なダウンスイングでしたが、実際打つときはレベルスイングでした。

いかがでしょうか?
これは「アッパースイングを矯正するため」に素振りではダウンスイングをしていたようです。
実際にボールを打っているときはとてもきれいなレベルスイングだと思います。

教える人の意図を理解せずに「王さんもダウンスイングで素振りしている!」と取り入れてしまってはバッティングが崩れてしまします。
人にはそれぞれの教え方があり、教わり方もあるのだと思います。

3. 教わる側の心得・教わる技術

僕の中学・高校生だった時の反省点としては、
・考えることをせずに、言われるままに練習してしまった
・自分でやっていることを理解する、工夫することがなかった

やらされている練習では成長スピードは遅くなってしまいます。
僕が中学生だったころのように練習するほど下手になってしまうかもしれません。

これば僕なりの「教わり方」の答えです。

教わる側の心得・教わる技術
1. 教えられた事は理解してから実践する

2. 理解できなかったら理解できるまで何度でも聞く

3. 正しく出来ているか確認する

4. 確認したらなぜできたのか、できないのか考える

5. 繰り返しできるようになるまで反復して自分のものにする

自分が気を付けている「教わり方」を書いてみました。
もう一つ。
バッティングなど運動をする上で大切なことがありましたのでお伝えします。

4. 最後に運動が上達するのに大切なこと

「教わり方」とは、何をアドバイスされているか理解して、自分でも考えよう!ということでした。

ベーラン
ベーラン

でも、頭では理解しているのに、アドバイス通りのスイングが出来ていない人っていませんか?

僕もそうでした。
「頭では分かっているのに」、「やっているつもりなのに」、長年染みついたクセが抜けないのか、やろうとしても出来ないんです。
頭と体が一致しないんです!

そんな時は自分のスイングを鏡で見たり、動画を撮って映像を見たりして見てください。
頭で思っていたスイングとの違いにびっくりすると思います。
※びっくりしない人、頭と体が一致している人はセンスのある人だと思います。

僕は、はじめて自分のスイングを動画で見た時はイメージや感覚との違いに驚きました。
まったくイメージと違ったスイングをしていたんです。
自分では真ん中を振っているつもりでスイングしているのに、低めを振っている。
これは自分の思うイメージ以上にダウンスイングが染みついていて、上から下へのヘッドの重みで、自分の意図した以上にヘッドが下にさがっていました。

なぜ自分のイメージしたスイングができていないのか。
それは自分の体を思ったように動かすことは意外と難しく練習が必要だから。
こちらの映像をみてください。武井壮さんがとても分かりやすく解説してくれています。

https://www.youtube.com/watch?v=_GuH-yOlZfI

人は自分のイメージしたように体を動かすことは難しいようです。
イメージ通りに体を動かすことは難しいことと理解した上で練習し、動かせるようになれば上達スピードは格段に早くなります。
さらに、スランプの時も修正能力が高くなり、スランプ期間も短くなるでしょう。

鏡や動画で自分の動きをチェックして、頭と体のイメージを一致させてみてください。
無駄な練習はなくしましょう!

まとめ
・教えてくれる人の意図を理解しよう

・自分で考えて工夫しよう

・自分のイメージ通りに体を動かすことが難しいことを理解しよう

・自分のイメージ通りに体を動かせているか意識しながら練習しよう

・鏡の前や動画を撮って自分がイメージ通りに動けているか確認しよう

・繰り返しできるようになるまで反復して自分のものにしよう

人にアドバイスを聞く時、質問する時も、自分を高める方法があります。それは今度お話しします。

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